「うちの子、なんでみんなと同じようにできないんだろう…」
そう感じたこと、ありませんか?
運動会の練習でひとりだけ違う動きをしていたり、みんなが盛り上がっている話題にひとりだけついていけなかったり。
「空気を読む」「場に合わせる」が、なんとなく苦手な子っていますよね。
実は私、そんな子どもでした。
筆箱の中でトカゲを飼い、ポケットにダンゴムシを集め……
あまりドン引きされると困るのですが、ミミズの瓶詰めを作ったりもしていました(しかもミミズの調達先は近所の牛舎の牛糞の中🐄)。
まわりの女の子たちがかわいい塗り絵や恋バナに夢中なとき、私はひとりせっせとミミズを集めていたわけです😅
そして決定的だったのは——そのころの私、自分が「変わってる」なんてこれっぽっちも気づいていなかったんです。
そんな元・「変な子」の私が、今日は保護者のみなさんに伝えたいことがあります。
1.ビー玉とピンポン玉の話
ちょっと変わった子だった私。
そんな私に転機が訪れたのは、小学校のある日のこと。
お友だちに言われたんです。
「〇〇ちゃんがあんのこのこちゃんのこと、変な子って言ってたよ。変な子だから一緒に遊ばないほうがいいよだって。」
…そっか。私って、変な子なんだ。
それまで一度も考えたことがなかった「自分が変わっている」という事実を、
その日初めて意識しました。
そしてその日から私は、「みんなに合わせなきゃ」と思うようになっていったんです。
でも、これがなかなか難しくて。
自分をうまく表現するなら——
私って、ビー玉の中に混ざったピンポン玉みたいな存在だったんだと思います。
同じくらいの大きさで、
同じくらい丸くて、
一見ビー玉のフリはできる。
普段は鳴りを潜めて、
なんとかみんなに溶け込もうとしていました。
でも、何か起きるとビー玉のみんながコロコロ転がっていくのに、私だけぽーんと跳ねてしまう。
水を入れたら、私だけプカプカ浮いてしまう。
そういう子でした😅
学校では一生懸命「浮かないように」と頑張っていたけれど、家に帰ると自分らしくいられる。
毎日そんなことを繰り返していました。
2.おばあちゃんのたんぽぽの話
そんなある日、学校から帰ると、おばあちゃんが庭の花壇で草抜きをしていました。
頭の中で「変な子」という言葉がぐるぐるぐるぐる回り続けていた私は、おばあちゃんに聞いてみました。
あんのこのこ
おばあちゃん、私って変な子? 変な子って嫌われるの?
おばあちゃんはちょっと笑って、こう言いました。
“あんのこのこ”は、”あんのこのこ”だよ。
あんのこのこが「変な子」なら、おばあちゃんは「変なおばあちゃん」だね。
それから、花壇の中に咲いているたんぽぽを見つめながら、こんな話をしてくれました
あなたはたんぽぽのような子。
たんぽぽは地中深く根をまっすぐ下ろして、とても強い。
そしてふわふわと遠くへ飛んでいける自由さも持っている。
でもね、この可愛いたんぽぽ、花壇の中で咲いていると少し厄介者なんだよ。雑草として抜かれてしまう。
——ちなみにこの話、おばあちゃんは実際にたんぽぽを引っこ抜きながらしてくれていました🤣根が深くてなかなか抜けないやつを。
でもね、この花壇なんて、この広い世界では小さな小さな豆粒みたいな世界なんだよ。
花壇の外に咲いているたんぽぽを見てごらん❣️
あんなに強く可愛らしく咲いているでしょう。
咲いている場所、見る人によって、感じ方は違うものなんだよ。
だから、そんなことは気にしなくていいよ。
子どもの私には、この言葉がすとんと胸に落ちました。
花壇の中では厄介者でも、外に出れば強くて自由なたんぽぽ。
場所が変われば、咲き方も変わる。
おばあちゃんは草抜きをしながら、そんな大切なことを教えてくれたんです。
3.今のあんのこのこ
あれから何十年も経った今、私はどうなったか。
学校という小さな花壇を飛び出して——今は、ピンポン玉がビー玉のフリをしなくていい場所を、ちゃんと見つけられました。
私には私の良いところがある、ありのままの自分を受け入れる勇気をくれたおばあちゃん。
そして、ちょっと「変な子」だった私をまるごと受け入れてくれている家族に感謝です❣️
今は、可愛いたんぽぽを育てています(笑)🌼
たんぽぽのような子へ
そんな私だからこそ、「みんなと同じにできない」と感じている子に、伝えてあげたいことがあります。
「誰かが決めた”普通”に合わせられないことで、自分を責める必要はないんだよ。」
「あなたが好きなこと、夢中になってること、その全部を大切にしていいんだよ。」
「人から”変な子”って思われるようなことでも、その経験は全部自分の財産になるよ。」
咲く場所が変われば、感じ方は変わる。
あなたもいつか、広い世界へ飛び出していくんだよ——そう伝えてあげたいです🌼
4.保護者の方へのメッセージ
「みんなと同じにできない」我が子を見て、心配になる気持ち、よくわかります。
「このまま友だちができなかったら」
「社会に出てやっていけるだろうか」
——そんな不安が頭をよぎることもあるでしょう。
でも、元・ピンポン玉の私から、ひとつだけ伝えさせてください。
無理にビー玉にしなくていいです。
ピンポン玉がぽーんと跳ねるのは、ピンポン玉だから。
プカプカ浮いてしまうのも、ピンポン玉だから。
それはその子の個性であって、欠点じゃない。
「あれ?うちの子ちょっと浮いてる?」って思ったら、
「そうだった!うちの子、ピンポン玉だった😆」って思ってください。(笑)
学校という花壇の中では厄介者に見えるたんぽぽも、外の世界では強く可愛らしく咲いています。
今いる場所がすべてじゃない。
お子さんのたんぽぽの根を、どうか抜かないでいてあげてください。
深く深く根を張れた子は、きっと自分の咲く場所を見つけていきます。
そしてもし学校で「浮いてしまう」日々が続いていても——家に帰ったら、自分らしくいられる場所を作ってあげてほしいと思います。
あのころの私にとって、それが家でした。そしておばあちゃんの言葉でした。
可愛いたんぽぽは、ぽかぽかのおひさまが大好きです。
お子さんにとって、家がそんなぽかぽかの居場所になりますように🌼
たんぽぽは、野で咲くからこそ輝くのよ🌼✨
今はきっと、風に乗ってまだ見ぬ野原に飛んでいけるように、まっすぐ根を伸ばしているところなのね❣️
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