ねえ、どうしたの? なんか元気なさそうだけど…
あ、わかる?
実はね、昨日うちの子が学校から帰ってきてすごく暗い顔してたの。
「今日、先生にめっちゃ怒られた」って💦
え、どうして?
話を聞いたら、どうもうちの子は何もしてないのに怒られたみたいなの。
なんかさ、もうすごく腹が立ってきちゃって💦
学校に電話して先生にどういうことか聞こうとしたら、夫に「ちょっと待って」って止められたんだよね。
あ〜…「子どもの話だけで判断するのは早い」ってこと?
そう。でもさ、子どもが嘘を言ってるようにも思えなくて…
冷静になってみると、全部は鵜呑みにしちゃいけないとは思ったんだけどね。
なんか、どうすればいいのかわからなくて😔
難しいよね。 そのバランスって、どうやってとればいいんだろうね🤔
\この記事でわかること/
✅ 子どもの言葉を”そのまま信じる”ことの落とし穴
✅ 子どもが嘘をついてるわけじゃない理由
✅ 大正生まれのおばあちゃんが教えてくれた「写真と絵」の話
✅ 子どもの言葉の”感情フィルター”って何?
✅ 我が子を守りながら冷静でいるための聞き方
1.はじめに
🅠 子どもが「先生に何にもしてないのに怒られた」と言って帰ってきた時、あなたはどうしますか?
【たとえばこんな場面】
Aくんが騒いでたのに、ぼくまで怒られた!
そう言われた時、親の反応っていろいろあると思うんです。
①「先生ひどい!うちの子、何にもしてないのに!!」
→ すぐに学校に電話したくなる
②「ほんとに!?あんたがまた騒いでたんでしょ!!!」
→ 逆に我が子を疑ってしまう
③「我が子の言葉を信じてあげたい。でも…鵜呑みにしていいのかな?」
→ 信じたいけど、冷静でもいたい
どれが正解、というわけじゃありません。
①も②も③も、我が子のことを思うからこそ出てくる気持ち。
でも、この3つのどこかで立ち止まってしまったことがある方に、
今日はおばあちゃんに教えてもらったある話をお伝えしたいと思います。
2.大正生まれのおばあちゃんの話
私が小学生の頃、友達数人でトランプをして遊んでいた時のことです。
一人の子がなかなか勝てなくて、ずっと負けが続いていました。
みんなでフェアに遊んでいたつもりだったのに、その子が急に泣き出してしまって。
「みんな嫌い!!!」
その言葉に、私はびっくりしてしまいました。
意地悪なんてしていないのに…という気持ちを持ちながら、とりあえず「ごめんね」と謝りました。
でも、なんだかモヤモヤが残って。
その日の夕方、おばあちゃんにそのことを話したんです。
そっか、それはびっくりしたね。
でもね、あんのこのこ。 人の言葉にはその人の“感情”が混ざってるんだよ。
だから、「事実」や「本心」じゃないことの方が多いんだよ。
あんのこのこ
どういうこと…?
写真はありのままを写すだろう?
おばあちゃんのたくさんのシワもシミも、ぜんぶね(笑)。
でも、あんのこのこが描いてくれたおばあちゃんの絵は、こんなに美人さんに描いてくれてるじゃないか。
おばあちゃんが怒った後だったら、こわ〜い顔にツノまではえてるかもしれないけどね(笑)。
あんのこのこ
ははははっ(笑)
人の言葉はね、あんのこのこが描いた絵と同じなんだよ。
その時の気持ちや感情が混ざって、ありのままとは少し違う形になって出てくる。
「みんな嫌い」って言った子はね、本当は「負けて悔しい」「自分だけ勝てなくてさみしい」って思ってたんじゃないかな。
この言葉が、ずっと心に残っています。
育児本も心理学も知らない、大正生まれのおばあちゃんが自然に知っていたこと。
人の言葉には、感情のフィルターがかかっている。
だから、言葉をそのまま受け取るだけでは見えてこないものがある、ということを。
3.子どもの言葉の”感情フィルター”とは
おばあちゃんが教えてくれた「写真と絵」の話。
これって、子どもの言葉にもそのまま当てはまるんです。
「先生にめっちゃ怒られた」
「〇〇ちゃんに意地悪された」
「みんなが無視した」
子どもの言葉を聞いた瞬間、親はドキッとしますよね。
そしてつい、その言葉をそのまま“事実”として受け取ってしまう。
でも、子どもは嘘をついているわけじゃないんです。
子どもの話って、嘘をつこうとしてなくても、
・自分に都合よく見えてたり
・怖くて一部分を隠したり
・本人も整理できてなかったり
することがあるんだよ。
出来事を“写真みたいにそのまま”話してるつもりでも、実際には、
・怖かった気持ち
・悔しかった気持ち
・さみしかった気持ち
・わかってほしい気持ち
が、一緒に混ざってくる。
だから子どもの話は、“その子が描いた絵”に近いんです。
たとえばこんなことがありませんか?
☝️「先生にめっちゃ怒られた」 → 実際は、クラス全体への注意だった
☝️「〇〇ちゃんに意地悪された」 → 実際は、お互いにやり合っていた
☝️「みんなが無視した」 → 実際は、一人の子が気づかなかっただけだった
「怒られた」「意地悪された」「無視された」という言葉の裏に、
「恥ずかしかった」「悲しかった」「さみしかった」
という気持ちが隠れていることがほとんどです。
だから、言葉だけを受け取って「許せない!」とすぐに動くのは、少し待って。
「我が子の言葉を信じること」と、「言葉の裏にある気持ちを読もうとすること」。
この2つは、矛盾しないんです。
4.じゃあどう聞けばいい?
感情フィルターがかかってるのはわかったけど…
じゃあ、どうすればいいの?
難しく考えなくて大丈夫です。 ポイントはたった2つ。
① まず、子どもの気持ちを受け止める
最初にやることは、事実確認でも、学校への電話でもありません。
子どもが「先生に怒られた」と言ってきた時、
まず必要なのは、その言葉の裏にある気持ちを受け止めてあげること。
💬「怒られたのね。それが嫌だったんだね。」
💬「そっか〜、どんな気持ちだったの?」
事実かどうかはまだ関係ない。
まず「あなたの気持ちを聞いてるよ」というメッセージを伝えることが大切です。
ここを飛ばして事実確認から入ると、子どもは「信じてもらえなかった」と感じてしまうことがあります。
大事なのは、「本当かウソか」を裁くことじゃなく、
「この子には、どんな景色に見えたんだろう」を想像して聞くこと。
するとね、子どもは「わかってもらえた」って安心して、 少しずつ落ち着いて、本当のことを整理できるようになるんだよ🌸
② 少し落ち着いたら、一緒に整理する
子どもが少し落ち着いてきたら、こんな言葉を使いながら一緒に整理してみてください。
💬「どんなことがあったか、最初から教えてくれる?」
💬「その時、先生はなんて言ってたの?」
💬「他にお友達もいた?」
責めるわけでも、疑うわけでもなく、ただ一緒に“絵”から“写真”に近づいていくイメージです。
そして最後に、
💬「話してくれてありがとう。ちょっと先生にも相談してみるね」
この一言があるだけで、子どもは「ちゃんと動いてくれる」と安心できます。
親は、子どもの言葉を“写真”だと思って受け取っちゃうんだよね。
でも、それは“その子が描いた絵”を受け取ったんだと思えば、
「なになに?どんな絵を描いたのかな?」って、 子どもと一緒に整理できるんじゃないかな?😊
5.おわりに
大正生まれのおばあちゃんが教えてくれた「写真と絵」の話。
改めて整理するとこうなります。
🖼️ 子どもの言葉は、“写真”じゃなくて“その子が描いた絵”
感情のフィルターがかかっている。
嘘をついているわけじゃない。
👂 まず気持ちを受け止める
💬「そっか〜、それは嫌だったね」
事実確認より先に、ここから始める。
🔍 一緒に整理する
💬「どんなことがあったか、最初から教えてくれる?」
責めるでも疑うでもなく、”絵”から”写真”に近づいていくイメージで。
💬「話してくれてありがとう。ちゃんと聞いてみるね」
この一言で、子どもは安心できる。
「我が子を信じること」と「冷静でいること」は、どちらかを選ぶことじゃない。
まず気持ちを受け止めて、それから一緒に整理する。
その順番を守るだけで、我が子を守りながら冷静でいられます。
育児本も心理学も知らない、大正生まれのおばあちゃん。
田舎で生まれ、田舎で育ち、田舎で一生を終えた名もなきおばあちゃんが自然に知っていたこと。
それが今も、ちゃんと通じているんです😊💕
子どもが「何にもしてないのに先生に怒られた」と言って帰ってきた時、 親としてすぐに動きたくなる気持ち、すごくわかります。
それだけ我が子のことを大切に思っているから。
でも、まず一呼吸。
「これは写真じゃなくて、うちの子が描いた絵なんだ」
そう思うだけで、少し冷静になれるかもしれません。
子どもの言葉の裏にある気持ちを受け止めながら、一緒に整理していく。
その積み重ねが、子どもにとっての困ったときに「何でも相談できる親」への近道だと思います💕
言葉って、その人の心の色が混ざって出てくるものなのね。
だから同じ言葉でも、悲しい時と嬉しい時じゃ全然違う絵になる。
「なになに?どんな絵を描いたのかな?」って想像する時間は、子どもの成長を感じられる時間なのかもしれないわね🍀














