新学期早々、おしゃべりが止まらない子がいて…
何度注意しても全然ダメで💦
周りの子もつられてガヤガヤしてきて、このままだと学級崩壊しそうで怖いです。
それは心配だね。まず聞くけど、静かにちゃんとやってる子たちのこと、ちゃんと認めてあげてる?
え、そっちですか?気になる子への対応じゃなくて?
実はそこが土台なんだよ。
“静かに頑張ってる子を大切にする”空気がクラスに育つと、自然と全体が落ち着いてくる。
なるほど…!じゃあ、その上でおしゃべりが止まらない子にはどう関わればいいですか?
そうだね。ただ注意するだけじゃうまくいかないことも多くてね。
その子が“なぜそうしてしまうのか”、背景から一緒に見ていこうか。
\この記事では/
おしゃべりが止まらない子・話が聞けない子に困っている先生へ向けて、
その子の行動の背景とタイプ別の関わり方を、現役教員キヨバートさんがわかりやすくお伝えします。
- おしゃべりが止まらない?なぜ話が聞けない?
- タイプ別にどう関わればいい?
- やってはいけない対応って?
難しく考えなくて大丈夫。
明日からちょっと試してみたいと思えるヒントをまとめています😊
授業中おしゃべりが止まらない子・話が聞けない子の理由とは?
こんにちは!現役教員のキヨバートです。
公立中学校の教員として20年以上、たくさんの子ども・保護者・先生の悩みに向き合ってきた僕が、職員室での「キヨバート先生、ちょっと聞いて〜」の雰囲気で答えていくよ☕️✨
おしゃべりが止まらない子、話が聞けない子=反抗的・やる気がないと見えてきびしく指導してしまいがちだけど、実はその裏に、「不安」「注目してほしい」「自分をわかってほしい」など、心の叫びが隠れていることも多いんだ。
まずはその子の行動を、「困った行動」ではなく「サイン」として受け止めてみよう。
そうすると、対応の仕方も自然と変わってくるはず。
とはいえ、子どもたちはみんな違う。
同じ”話が聞けない”行動でも、理由や背景はそれぞれ。
ここからは、タイプ別に”どんな理由がありそうか”と”どう対応すればいいか”を具体的に見ていこう。
【タイプ別】授業中おしゃべりが止まらない子への対応と関わり方
① 注目されたい・かまってほしいタイプ|承認欲求が強い子への関わり方
🔍特徴
- 笑いを取りたがる
- 先生の注意も”注目”として受け取る
- 承認欲求が強い
=”目立ちたがり”じゃなくて、“見てほしい”というサイン
✅対応のヒント:注目される”別の形”を用意する
- 発表や係活動で”いい形”で目立たせる
- 「今は先生が説明中だからまずは聞いて」「何か質問があるみたいだね。じゃあどうぞ」と話すタイミングを設定する
❌NG対応
❌「うるさい!」「いいかげんにして!」と突き放す → 逆に”もっと注目されよう”と行動がエスカレートすることも。
❌その子だけを名指しで何度も注意する → クラスの中で「悪目立ち」し、本人のイメージが固定されてしまう。
クラスのムードメーカーとして“いい形で目立たせる”のがコツなんだ。
② 緊張・不安が強くて落ち着けないタイプ|安心感を与える関わり方
🔍特徴
- 新しい環境に不安が強い
- 静かにしていると落ち着かない
- 無意識にしゃべってしまうことも
=”落ち着きがない”のではなく、“落ち着こうとしてる”のかもしれない
✅対応のヒント:まず安心を与える。怒らない。
- 「大丈夫?何かあった?」「何か心配なことがある?」と声かけを
- ジェスチャーや”聞けたら拍手”など軽く体を動かして緊張をほぐす
❌NG対応
❌「静かにしなさい!」「またしゃべってる!」と強く叱る → 不安が増して、余計に落ち着かなくなることも。心を閉ざすきっかけに。
❌「みんなが迷惑してるよ」などのプレッシャー系の声かけ → 周囲の視線を怖がるようになったり、自尊感情が下がることも。
“静かにしなさい”より“安心”を与えて、緊張を解いてあげよう。
③ 家庭で話を聞いてもらえないタイプ|愛情不足サインへの関わり方
🔍特徴
- とにかく話したがる
- タイミングを選ばず話しかけてくる
- 「先生に話を聞いてほしい」が強い
=”おしゃべりな子”じゃなくて、「誰か私の話に耳を傾けて」という叫びかも
✅対応のヒント:先生が”聴き手”になる時間を少しでも作る
- 朝の会や帰りの会の前にその子とちょこっとおしゃべり
- 一日一回、短時間でも”目を見て話す”
- 忙しい時は「あとで聞くね」と約束→必ず実行
❌NG対応
❌「あとにしてって言ったでしょ!」と繰り返しはねつける → “自分の話なんて聞いてもらえない”というあきらめにつながり、関係が築きにくくなる。
❌「今忙しいから無理!」と感情的に返す・無視する → 子どもは「邪魔者扱いされた」と感じてしまうこともある。
“この先生はちゃんと聞いてくれる”って思わせたら、行動が落ち着くよ。
④ 前の学年のルールを引きずっているタイプ|聞く力を育てる関わり方
🔍特徴
- 去年の”ゆるい空気”をそのまま引きずっている
- 話が長いと集中が切れる、周囲の動きにすぐ反応してしまう
- 悪気なくしゃべっていることも多い
- 「これくらいOKでしょ?」という感覚
- 「聞き続ける」がまだ苦手
=「悪気」ではなく、「今までそれが許されていた」「聞く練習がまだ途中」なだけ
✅対応のヒント:今年の”空気”を伝えながら、小さな成功体験を積ませる
- 「このクラスではこうするよ」と今年のルールを丁寧に伝える
- みんなの前ではなく個別対応でこっそり伝えると◎
- 少し聞けただけでも褒める(笑顔でもOK)
└「聴く姿勢がすばらしいね」
└「ちゃんと聴いてくれてありがとう」 - 集中できる時間を“その子基準”で少しずつ伸ばしていく
- クイズ形式やジェスチャーで楽しく聞く練習を取り入れる
❌NG対応
❌「去年までどうだったか知らないけど!」と真っ向から否定する → 子どもは否定されると先生の言葉に耳を傾けなくなる。
❌「なんでそんなこともできないの?」という失望モードの声かけ →「自分はダメだ…」と感じるきっかけに。やる気がなくなる原因にも。
❌他の子と比べる(「〇〇くんはできてるよ」) → 比較は焦りや劣等感につながりやすい。逆効果に。
“切り替え”は丁寧に。そして、がんばった感を毎日味わわせてあげよう。
集中力は“短い集中”の積み重ね。
叱るより、褒めて伸ばそう!
【補足コラム】発達特性があるかもしれない子への教室での関わり方
タイプ①〜④を読んでみて、
「でもうちのクラスの子、ちょっと違うかも…」と感じた先生へ。
おしゃべりが止まらない・話が聞けない背景に、発達特性(ASDやADHD傾向など)が関係している場合もあります。
🔍こんな様子が気になったら
- 衝動的に話してしまい、自分でも止められない様子
- 注意がそれやすく、指示の理解が難しい
- 悪気はないのに、場の空気が読めない
- 話し始めると止まらない
=「わざと」ではなく、「止めたくても止められない」のかもしれません。
✅担任としてできること
- 短く・視覚的に伝える(板書・イラスト・ジェスチャー)
- 「話さない」より「どう話すか」を一緒に練習する
└「手をあげてから発表しようね」など、具体的な行動で伝える - 一人で抱え込まず、支援の先生や保護者と早めに連携を
❌やってはいけないこと
❌「何度言ったらわかるの!」と繰り返し責める → 本人も「どうしてできないのか分からない」ことが多く、自己否定につながる。
❌全体への一斉注意だけで済ませる → 特性上「自分のことだ」と気づかず、改善につながらないことも。
“ルールを守らせる”指導より、“守れる環境を作る”支援をしよう!
こうした工夫は、他の子どもたちにも役立つよ。
⚠️ここで紹介しているのはあくまで教室での関わり方のヒントです。診断や判断は専門家にお任せし、気になることは一人で抱え込まず、学校のチームで連携していきましょう。
まとめ|おしゃべりが止まらない子は、”困った子”じゃなくて”困っている子”
おしゃべりが多い子って、「困った子」じゃなくて、「困っている子」。
そして実は、先生にとって“関わるチャンス”をくれる存在でもあるんだよね。
「またしゃべってる!」とイライラするその瞬間こそ、「この子の心、今どんな状態かな?」と、一歩引いて見てみよう。
その子はきっと、先生のことをちゃんと見てるよ。
クラスが落ち着かないときって、しんどいよね💦
そんな時は、一人で抱え込まず周りの先生を頼ってください。
そして、どの子とも少しずつ関係を築くことを日々意識していこう。
毎日全員と深く関われなくてもいい。
一言声をかけるだけ、目を合わせるだけでも、十分な“種まき”になる。
クラスの雰囲気は一日じゃ作れないけど、種をまかないと花は咲かない🌱 すぐに結果が出なくても焦らず、一緒に頑張っていこう。
今日取り組んだことが、明日をちょっと良くしてくれる🌟
どんなに小さなことでも、今日1つ実行できた自分を褒めてあげて💛







