👫ある日の夫婦の会話
ねえキヨバートさん、前回の記事を書いてから、
“うちのクラスにも気になる子がいるかも”って思ってくれた先生、多いんじゃないかな?
そうだね。“問題ない子”に目を向けようって意識し始めたとき、
次に気になるのは“じゃあ、どんな子を気にすればいいの?”ってことだよね。
そうそう!私も先生やってたとき、結局トラブルを起こす子にしか目がいってなかったから。
静かな子の“気になるサイン”って、正直わからなかったんだよね。
それは多くの先生が感じることだよ。
問題が見えないから、気になりようがない。
でも実は、そういう子たちにもちゃんとサインがあるんだ。
ただ、すごく目立たない形で出てることが多くてね。
目立たないサインか…。具体的にはどんな子のこと?
今日はその“気にしてほしい子”たちの姿を、一緒に見ていこうか。
“あっ、うちのクラスにもいるかも”と思い浮かぶ子がいたら、それがもう大事な気づきだよ。
\この記事では/
今回は、【気にしてほしいあの子①】「問題ない子」って本当に大丈夫?の続編です。
特に見落とされやすい「気にしてほしいあの子」のサインと関わり方を、現役教員キヨバートさんがお伝えします。
- 静かな子って、本当に大丈夫なの?
- その子が出しているSOSサインって、どんな様子?
- 気づいたあと、先生はどう関わればいいの?
日常のちょっとした観察が、その子の未来を変えることがあります。
1本目と合わせて読んでもらえると、より深く理解できますよ😊
「気になるあの子」だけじゃなくて、「気にしてほしいあの子」も見よう
こんにちは!現役教員のキヨバートです。
公立中学校の教員として20年以上、現在は生徒指導主事として働いています。
今日も職員室での”キヨバート先生、ちょっと聞いて〜”の雰囲気で、
「気にしてほしいあの子」について、
もっと詳しく一緒に見ていきましょう☕️✨
クラスで“気になるあの子”と聞くと、どうしても目立つ子や、トラブルを起こす子に意識が向きがちだよね。
でも、現場で同じくらい―― “問題を起こさないけれど、実はしんどい思いをしている子”を見てほしい。
静かで目立たない。
手がかからない。
だからこそ、見落とされやすい。
そういう子どもたちは、目立たない形でSOSを出していることがある。
“問題が見えないこと”そのものが、リスクになる。
そんな視点を持ってほしいんだ。
「気にしてほしいあの子」、こんな子がいませんか?
クラスにいる”静かないい子”が、実はしんどい思いをしていることがある。
“気にしてほしい子”は一人ひとり違うけれど、今日はその中でも特に見落とされやすい子を紹介していくね。
① 静かにしているけど、活動になると一人になる子
🔍 こんな様子が見られたら
- グループ活動のとき、自然と一人になってしまう
- 誰かと組むよう促されても、モジモジしてしまう
- 休み時間、いつも教室の隅や図書室に一人でいる
一見「落ち着いていて問題ない」と見えますが、実は人間関係に入りづらい状態かもしれません。
“一人が好きなだけ”という子もいるよ。
でも、その子の表情や様子から“寂しそう”と感じたら、要注意。
✅ 先生の一手
- 「誰と組む?」ではなく「一緒にやろう」と橋渡しする
- 役割を持たせて、自然な関わりをつくる
- さりげなく個別に声をかける
② よく笑っているけど、本音を言わない子
🔍 こんな様子が見られたら
- いつもニコニコしていて、「大丈夫」が口癖
- 意見を求めると視線を落として「別に…」「なんでもいい」とつぶやく
- 友達の意見にいつも合わせている
周りに合わせすぎていて、本音を出せない状態かもしれません。
“いい子”すぎる子ほど、内側にしんどさを溜め込んでいることがある。
笑顔の裏を、ちょっと気にしてみてほしいな。
✅ 先生の一手
- 「どうしたい?」と選択を委ねる
- 小さな自己主張を認めて、言葉にして褒める
- 1対1で安心して話せる時間をつくる
③ 忘れ物やミスが多いけど、叱られると黙る子
🔍 こんな様子が見られたら
- 何度言っても忘れ物が続く
- 叱ると黙り込んで、目を合わせない
- 「なんで?」と聞いても「わからない」としか言わない
「だらしない子」と見られがちですが、実は困り感を抱えているサインのことがあります。
叱る前にちょっと立ち止まって。
“できない”のか”やらない”のか、背景を見てあげてほしいんだ。
✅ 先生の一手
- 叱る前に「どうしたらできそう?」と一緒に考える
- チェックリストなどで見える化する
- 小さな成功体験を積ませる
④ 周りに合わせているけど、疲れやすい子
🔍 こんな様子が見られたら
- 集団の中にいるけど、どこか上の空
- 午後になると元気がなくなる
- 行事や活動の後、急に休みがちになる
適応しているように見えて、実は消耗している状態かもしれません。
“ちゃんとやれてる”と思っていた子が、ある日突然来られなくなる。
そうなる前に気づいてあげたいよね。
✅ 先生の一手
- 頑張りを言葉にして認める
- 休める選択肢を用意する
- 「無理してない?」と軽く確認する
⑤ 頑張りすぎてしまう子
🔍 こんな様子が見られたら
- やるべきことに必要以上にこだわり、切り上げられない
- うまくできなかったとき、過剰にストレスを感じて落ち込む
- 疲れているのに「大丈夫」と言い張る
周りの子には当たり前のことでも、その子には精一杯の頑張りだったりします。
頑張りすぎてしまう子に必要なのは、”もっと頑張れ”じゃなくて、“無理しなくていいよ”、”しんどい時はすぐ言ってね”という言葉なんだ。
その一言が、その子の逃げ道になるから。
✅ 先生の一手
- 「よく頑張ってるね」に「無理しなくていいよ」をセットで伝える
- 結果だけでなく過程を認める
- 人に頼る経験をつくる
どの子にも、共通していること
今日紹介した子たちは、
みんな“問題を起こさないから見落とされやすい”という共通点がある。
でも、それぞれ抱えている背景はまったく違う。
だから“この子だからこう対応すればいい”というマニュアルはないんだよね。」
大切なのは、その子を「観察する」こと。
- いつもと違う表情をしていないか
- 活動の場面でどんな様子か
- 声をかけたときの反応はどうか
そうした日常の小さなサインに気づく目を、ぜひ持ち続けてほしいんだ。
そして、気になったことは一人で抱え込まずに周りの先生と共有してほしい。
チームで見ることで、初めて見えてくるものがあるから。
まとめ
今回紹介した「気にしてほしいあの子」は、こんな子たち。
- 活動になると一人になる子
- よく笑っているけど本音を言わない子
- 叱られると黙る子
- 周りに合わせているけど疲れやすい子
- 頑張りすぎてしまう子
でも、これはほんの一例。
クラスには、それぞれに違う背景を持った子がいる。
「あれ?」と思う感覚を大切に、日々の観察を続けてみてよう。
“この子、大丈夫かな?”と思ったとき、それがもう第一歩だよ。
完璧に見抜けなくていい。
気になったら声に出す。
それだけで、その子の未来が変わることがある。
「気にしてほしい子」って、本当に静かに、目立たずにいるんですよね。
だからこそ、こうしてどんな子がいるかを知っておくことが、気づきの第一歩になると思います。
「あ、うちのクラスにもこんな子いるかも!?」
そう思ったあなたは、もうちゃんと“見ようとしている先生”です😊
キヨバートさん(と私あんのこのこ)は、そんな先生をいつも応援しています!
次回は、
「気になる子に気づいたあと、どうサポートすればいいの?」という疑問と、
一人で抱え込まないためのヒントを、
キヨバートさんが答えます😊お楽しみに🌈








