ねえ、ちょっと聞いてもいい?
最近うちの子、学校のこと話したがらなくて…。
なんかトラブルあったみたいなんだけど、先生に相談した方がいいのかな。
あー、それ悩むよね。
わたしも以前、カーッてなってすぐ学校に電話しようとしたことあったじゃない?(笑)
あったあった!旦那さんに止められてたやつ(笑)
そうそう🤣 後から、「私ぜったいモンペ(モンスターペアレント)って思われるやつじゃん!」って恥ずかしくなって(笑)
それからは「まず子どもの話をちゃんと聞こう」って思えるようになったんだけど…。
先生に相談するのって難しくない?
そうなの!
いざ先生に相談しようと思うと、「変な伝え方したらどうしよう」「モンペって思われたら嫌だな」って悩んじゃって。
分かる!相談したい気持ちはあるのに、なんか踏み出せないんだよね。
「モンペって思われたくない」…その気持ち、すごくわかるな。
「これを言ったら、面倒くさい保護者って思われるかも…」
そう思って相談できなかった……そんな経験、子育て中のパパ・ママなら少なからずあるんじゃないでしょうか。(私もあります😅)
「良い保護者でいたい」って思うのは、おかしいことじゃない。
でもその気持ちが強すぎると、大事なことを伝えられないまま抱え込んでしまうことになる。
う〜ん……「先生への相談の仕方」って、どうすればいいんだろう…?
💡こんなときは、現役教員のキヨバートさんに聞いてみよう❣️
\この記事では/
✅ 先生が対応しづらくなる「3つの相談パターン」
✅ 学校と協力しやすくなるNG・OK伝え方の具体例
✅ 相談前に家庭でできる3つの準備
…など、困ったときの相談の仕方が分かるよ😊
1.相談すること自体は悪くない
こんにちは!現役教員のキヨバートです。
公立中学校で教員歴20年以上、生徒指導主事として
今も毎日、子ども・保護者・先生たちの悩みに向き合っています。
今日も、みなさんのお悩みに一緒に考えていきます😊
子どもが帰ってきて、なんか元気がない。
話を聞いたら、どうやら学校でトラブルがあったみたい。
「先生に相談した方がいいのかな…」
でも、こんな不安も出てきますよね。
💭「大げさって思われないかな」
💭「モンペ認定されたら怖い」
💭「相談して、逆にこじれたら…」
その気持ち、すごくよくわかります。
でも、まず一つだけ言わせてください。
相談すること自体は、全然悪くないです。
気になっているのに一人で抱え込んでしまう方が、解決が遠くなることも多い。
「モンペと思われたくない」という気持ちがあるだけで、
あなたはすでに十分、冷静な保護者です。
大切なのは「相談するかしないか」じゃなくて、「どう伝えるか」なんです。
2.これをやるとこじれやすい 3つのパターン
☝️ここで紹介するのは「悪い保護者」の話ではありません。
子どもを守りたい気持ちが強いからこそ、気づかないうちにやってしまいがちなパターンです。
「あ、これ私かも…」と思っても、大丈夫。
知っておくだけで、ぐっと変わりますよ。
😢 パターン① 感情先行型
「不安が強くて、整理する前に相談してしまう」
子どもが泣いて帰ってきたり、つらそうにしていると、親だって冷静ではいられません。
そのまま学校に連絡すると…
- 話があちこちに飛んでしまう
- 事実と感情が混ざってしまう
- 子どもから聞いた話をそのまま伝えてしまう
気持ちはとても自然なんです。
ただ先生側は、いつ・どこで・誰と・何があったのかを整理しながら聞き取る必要があります。
❌ NGな伝え方
- 「絶対に何かありますよね?」
- 「もう限界なんです!」
- 「とにかく何とかしてください!」
⭕️ OKな伝え方
- 「子どもが最近つらそうで、少し気になっています」
- 「家庭ではこう話しているのですが、学校ではどうでしょうか?」
- 「まず状況を確認したいです」
😢 パターン② 責任追及型
「『誰が悪いか』が先になってしまう」
我が子が傷ついている姿を見ると、「相手が悪い」「学校が対応すべき」という気持ちになるのは当然です。
でも、学校では
- 本人への聞き取り
- 相手側の話
- 周囲の様子の確認
- 継続的な観察
を通して、慎重に確認していく必要があります。
「犯人探し」から始まると、学校側も動きにくくなってしまうことがあります。
❌ NGな伝え方
- 「先生は見てなかったんですか?」
- 「相手の子をしっかり指導してください」
- 「これはいじめですよね?」
⭕️ OKな伝え方
- 「学校での様子を確認していただけますか?」
- 「まずは事実確認をお願いできますか?」
- 「こういうところが心配なので、学校でも様子を見ていただけますか?」
😢 パターン③ 丸投げ型
「学校で何とかしてください」になってしまう
どうしたらいいか分からなくて、学校に全部お任せしたくなることもありますよね。
もちろん、学校が動くことは大切です。
でも、子どもの安心には学校での支援+家庭での支えの両方が必要なことがほとんどです。
❌ NGな伝え方
- 「学校で何とかしてください」
- 「すぐ席替えをしてください」
- 「今日中に対応してください」
⭕️ OKな伝え方
- 「家庭でも話を聞きながら様子を見ています」
- 「必要であれば席や関わり方も含めて相談できればと思います」
- 「学校での様子を教えていただけますか?」
どのパターンも、根っこにあるのは「我が子を守りたい」という気持ち。
それ自体は間違っていません。
ただ、学校と一緒に解決していくためには、
伝え方を少し整理するだけで協力しやすくなりますよ。
3.「何もしなくていいので知っておいてください」の本音
学校への相談でよくあるのが、こんな一言です。
「何もしなくていいので、知っておいてください」
保護者の方がこう言ってくださる時、その裏にはこんな気持ちがあることが多いです。
💭 大ごとにしたくない
💭 子どもが特定されるのが怖い
💭 相手を責めたいわけではない
💭 子どもが「告げ口した」と思われたくない
その気持ち、学校側もよくわかっています。
ただ、正直にお伝えすると…
「知っておくだけ」は、学校にとってなかなか難しいんです。
なぜかというと、状況を把握して解決に向かうためには、どうしてもある程度の動きが必要になるから。
たとえば…
- 本人にそっと声をかける
- 周囲の様子を自然に確認する
- 他の先生と情報を共有する
こうした動きがないと、「知っている」だけでは何も変わらないことがほとんどなんです。
だから学校では、こんな形で保護者の方に確認しながら進めています。
💬「本人に話を聞いてもいいですか?」
💬「周囲から自然に様子を見てみますね」
💬「他の先生とも共有していいですか?」
「何もしないで」という言葉の裏にある気持ちは、ちゃんと受け取っています。
だからこそ、子どものために「どこまで動いていいか」を一緒に確認しながら進めていきたいんです。
4.実際にあった相談のエピソード
実際にあった相談を、一つご紹介します。
ある日、学級委員をしている女の子の保護者から連絡がありました。
娘が最近、学校に行きたくないと言っています。
学校での様子を教えていただけますか?
すぐに学校へ責任を求めるのではなく、まず「学校での様子を確認したい」というスタンスでの相談でした。
そして学校と保護者で連携を取り、
まずは家庭でしっかり話を聞いてみます。
と、お子さんの気持ちを整理してくださいました。
保護者の方の協力は、本当に助かります。
家庭での支えがあってこそ、学校での支援が上手くいくのです。
学校側も、他の教員や周囲の様子を確認しながら、改めて連絡を取り合いました。
話を聞いていく中でわかったのは、一部の生徒が注意を聞かず、学級委員として一生懸命頑張っているその子が
ちゃんとさせられない自分が嫌になってきた…
と感じていたということでした。
そこで担任の僕からは、こう伝えました。
注意できるのは立派なこと。
でも、みんなをちゃんとさせるのは先生たちの仕事だよ。
だから、あなたが一人で抱え込まなくていいんだよ。
その後は、本人だけに負担が集中しないよう、教師側が積極的に関わるようにしました。
しばらくして、その子は笑顔でこう言ってくれました。
先生、男子を何とかしてくださ〜い!
誰かを責めるのではなく、家庭と学校が一緒に動いたことで解決につながった事例でした。
最初の相談の仕方が、その後の流れを大きく変えてくれたと思っています。
5.相談前に家庭でできること
学校に相談する前に、家庭で少し整理しておくと、学校との連携がぐっとしやすくなります。
難しく考えなくて大丈夫。ポイントは3つだけです。
📝 ① 子どもの話を落ち着いて聞く
まず、子どもの話をそのまま受け止めることから始めましょう。
その時に意識してほしいのが、こんな視点で聞くこと。
💬「いつ、そのことがあったの?」
💬「どこで?誰と?」
💬「その時、どんな気持ちだったの?」
事実と気持ちを一緒に聞いていくと、子どもも少しずつ整理できるようになります。
子どもの話を聞く時のコツは、こちらの記事も参考にしてみてね👇
📖「子どもの話、どこまで信じる?我が子を守りながら冷静でいるための”聞き方”」
📝 ② 「どうしてほしい?」を確認する
子どもによって、思いはさまざまです。
✅ 解決してほしい
✅ ただ話を聞いてほしい
✅ 先生には知られたくない
だからこそ、
💬「どんな形なら安心できそう?」
💬「先生に相談してみようか?それとも、もう少し自分でやってみる?」
と、子どもと一緒に考えることが大切です。
「先生に言わないで」という子どもの気持ちも、大切にしてあげてほしいです。
その上で、「担任の先生以外に相談できる先生はいるかな?(部活の先生、養護教諭、副担の先生など)」、最初のステップっとして「先生に知っておいてもらうだけでもいいかな?」と一緒に考えてみてください。
📝 ③ 感情と事実を分けてみる
学校に伝える時には、「感情」と「事実」を少し分けて整理しておくと、先生も動きやすくなります。
たとえばこんな感じ。
📷 事実
- 「休み時間に一人でいることが続いている」
- 「グループLINEから外されたと言っている」
🖼️ 感情
- 「無視されてる気がする」
- 「仲間外れにされてると思う」
感情はとても大切です。
ただ学校が動くためには、まず事実の確認が必要になります。
「うちの子はこう感じているようです。実際のところはどうでしょうか?」という伝え方が、一番協力しやすいです。
6.学校と家庭で「一緒に支える」
教育の場である学校では、子どものトラブルを、「誰が悪いか」だけでは解決しないこともあります。
だからこそ大切なのは、
- 学校に相談すること
- 家庭で子どもの気持ちを支えること
を両方行いながら、“子どもが安心して学校生活を送れるようにすること”なのだと思います。
相談の仕方や伝え方を少し工夫するだけでも、学校は動きやすくなります。
「誰が悪いか」だけではなく、「子どもが安心して過ごすために、どう支えるか」を学校と家庭で共有していく。
その積み重ねが、子どもの安心につながっていくのだと思います。
子どものことを真剣に考えているからこそ、不安になる。
「こんなことが心配なんです」と、先生に相談してみてください。
学校はみなさんの味方です😊
子どもを想っての行動で、「モンペと思われたくない」・・・すごくよく分かります。
キヨバートさんが言っていました。
「子どもを心配して相談に来た保護者さんを「モンペ」だなんて思わないよ😊」って。
だからこそ、伝え方を少し意識してみてほしいんです。
「一緒に解決しましょう」って言ってもらえた時の安心感は、勇気を出した人だけが味わえるもの。
まずは深呼吸して、あなたのやりやすい方法で、一歩踏み出してみてね🌸
一歩踏み出した朝は、昨日より少しだけ空が広く見えるものよ🌿
📖 あわせて読みたい
🌟子どものトラブル、そもそも先生に相談すべきか迷っている方はこちら👉
→ 「友達トラブル発生!先生に相談すべき?現役教員が教える親のベスト対応」
🌟子どもがトラブルを話してくれない時の聞き方のコツはこちら👉
→ 「子どもが話してくれない…は共感力の問題じゃなかった。大正生まれのおばあちゃんが自然にやってた”聞き方”3つ」














