アレルギーっ子だって、外食を楽しみたい!
旅行やお出かけ先で、みんなと同じように美味しいものを食べたい!
でも、アレルギーっ子との外食は、普通のお店選びとはちょっと違う。
安全に食事をするために、気をつけないといけないことがたくさんありますよね。
「これなら食べられそう!」と思っても、お店の人の知識不足や、思わぬ勘違い、提供ミスでヒヤッとすることも…。
今回は、長男くんとの外食で実際に起こった「ヒヤッとした体験談」 をお話しします!
「こんなこともあるんだ!」を知ることで、次の外食に活かせるヒントが見つかるかもしれません✨
♦️ アレルギーっ子の外食・ひやりはっと体験談【5選】
アレルギーっ子の外食って、事前にしっかり調べてから行くことが大事ですが、お出かけ中に
「お腹すいたから何か食べよう!」
「疲れたからちょっとお茶でもする?」
みたいに、行き当たりばったりでお店に入ることもありますよね。
そんなとき、思わぬ落とし穴にハッとすることも…。
「お店の人に確認したのに…」「ちゃんとアレルギー対応してくれるお店だったのに…」
それでも、知識の違いやちょっとした勘違い、提供時のミスなど、予想外のトラブルが起こることも。
私自身、長男くんとの外食で「こんなことがあるんだ…!」と驚いた経験が何度もあります💦
でも、その経験があったからこそ、「どうすれば安心して外食を楽しめるか?」 を学ぶことができました✨
今回は、そんな実際のエピソードを通して、外食で気をつけたいポイント をお伝えします😊「こんなこともあるんだ!」と知っておくだけでも、きっと役立つはず✨
📌 エピソード① 知識不足の「大丈夫!」は要注意
田舎の道の駅にある、地元の女性たちがやっている食堂でのこと。
筑前煮や味噌汁などの定食を注文する際に、
「この子が卵・乳のアレルギーがあるのですが、この定食には入ってないですか?」と聞くと、
「入ってないよ〜。大丈夫、大丈夫!」と即答。
でも、あまりに軽い感じで言われると、逆に不安に…。
「おだしや調味料にも卵や乳は入ってないですか?」と確認すると、
「うん、大丈夫、大丈夫!」と笑顔で答えてくれたけど、
運ばれてきた筑前煮には ちくわ が!
「ちくわは食べられないんです」 と伝えると、
「ちょっと待ってて」 と、ちくわだけを取り除いて配膳。
でも、同じお鍋で煮込んでいるので、アレルゲンが染み込んでしまっています。
いくらちくわを取り除いても、食べることはできません💦
アレルギーの知識は人それぞれなので、「大丈夫!」は100%安全とは限りません。
本当に大丈夫な場合もあるし、大丈夫じゃない場合もある…。
私も一度、おでんで同じ失敗をしていたので気づくことができましたが、知らなかったらやってしまうミスです。
少しでも不安を感じたら 再度確認をすること と、最終的には食べる・食べないの判断を慎重にすること が大切だと感じました。
お店の人の『大丈夫!』は、本当に大丈夫とは限らない。少しでも不安があれば、納得するまで確認を!
📌 エピソード② 見た目では分からないアレルゲン
一品ずつ食べたい料理をトレーに取って、レジでお金を払ってから食事をする形式の食堂でのこと。
長男くんが食べられそうなものを選び、トレーにのせてレジへ。
🔹 冷奴
🔹 煮魚
🔹 大根の煮物
🔹 お味噌汁
🔹 ほうれん草の胡麻和え
お店の人にアレルギーがあることを伝え、食べられるか確認すると、「見れば分かるでしょ。」と一言…。
見た目だけでは分からないアレルゲンがあるからこそ、確認が必要なのに… と感じました。「おだしに乳糖が含まれていることもあるので…」 と話していたら、そのやり取りを聞いていた厨房の方が、
「ちょっと確認しますね」と対応してくれました。
結果的に、お味噌汁には乳糖が入っていたものの、その他のものは食べられてホッとしました。
お店の人に確認をとるとき、忙しいとか面倒くさいとか、様々な理由で冷たくあしらわれてしまうこともあります。
これは、実際お店にとっては負担になってしまうので仕方ありません。
でも、どんなときも、
「お忙しいのにすみません」「ありがとうございます」
は伝えるように心がけています😊✨
見た目では分からないアレルゲンもある。忙しいお店への配慮もしながら、慎重に確認しよう!
📌 エピソード③ 勘違いによる誤食
お出かけの途中、ちょっと疲れて喫茶店でひと休みすることに。
長男くんが食べられそうなものが、オレンジジュースとフライドポテト くらいしかなかったので、アレルギーのことを伝え、卵と乳が入っていないか 確認。
「フライドポテトは大丈夫ですか?」と聞くと、
「じゃがいもを揚げただけのものだよ」と答えてくれました。
ところが、帰りの車の中で長男くんが嘔吐を繰り返し、口の周りや顔に蕁麻疹が!
これはアレルギーの症状だと思い、病院へ。
後で喫茶店に確認すると、
そのポテトは 卵白や乳成分が入った成形ポテト だったことが判明しました💦
お店の人も誤解していることがあるので、フライドポテト一つでも成分を確認することが大切だと改めて感じました。
フライドポテトも、成形ポテトかどうか確認することが大事!
📌 エピソード④ 食べられると思ったのに…!アレルギー対応できないお店もある
私の母と長男くんと3人でお出かけしたときのこと。
ショッピングモールの和食のお店のウィンドウで、
「冷奴や枝豆、うどん、お味噌汁、焼き魚があるし、ここなら食べられそう!」
と思い、入店しました。
席に案内してくれた店員さんに、いつものように アレルギーがあることを伝えると、
「少々お待ちください」と言って厨房に確認へ。
しばらくして戻ってきた店員さんの答えは、
「アレルギーの方にお出しできるものは、当店にはありません。」
…。
正直、少しショックでした。 でも、仕方がないので荷物を持ってお店を出ることに。
幼くて何も分かっていない長男くんと、落ち込んでいる私に、母が一言。
「もっとおいしいお店に行こっか♡」
その言葉に、気持ちがふっと軽くなりました✨
そして3人でお寿司屋さんへ。
長男くんはまだ生のお魚を食べたことがなかったので、いなり寿司、かっぱ巻き、納豆巻きを美味しそうに食べていました✨
さらに…
長男くんは、自分のおててより大きな1粒1500円のいちごを頬張ってニコニコ!
しかも3つも💖
家に帰って、お店で断られたことをキヨバートさんに話すと、
「アレルギー対応ができないってハッキリ言ってくれるのは、むしろ誠意があるって考えよう」と言ってくれました。
確かに! そんな考え方もできるなと、発想の転換ができました✨
アレルギー対応不可のお店もある。それをハッキリ伝えてくれるのは、お店の誠意と前向きに考えよう!
📌 エピソード⑤ 人的ミスのリスク
美術館に行ったとき、百貨店の最上階にあるお寿司屋さんで昼食を取ることにしました。
「きちんとしたお店だし、入口にも『アレルギー対応可能』と書いてあるから、ここなら安心!」 そう思って入店。
お店の人にアレルギーのことを伝えると、快く対応してくれました✨
長男くんと次男くんが 海鮮丼を食べたい というので、長男くんの海鮮丼は錦糸卵を除いて提供 してもらうことに。
しばらくして海鮮丼が運ばれ、店員さんが
「こちらが錦糸卵なしです」と言いながら、長男くんの前に置いてくれました。
みんなで楽しく食事をしていたそのとき…!
長男くんが不思議そうな顔で、
「このお刺身の下にある黄色いもの何?」
ドキッとして見てみると…なんと錦糸卵でした! 😱💦
酢飯の上に 錦糸卵 → その上にたっぷりのお刺身 という状態だったので、見た目では 錦糸卵が入っていたことに気付けなかった のです💦
となりの次男くんの海鮮丼を見てみると、そちらが 錦糸卵なし。
「長男くんのと次男くんの、間違えて提供されてしまったんだ…!」
長男くんは、病院の負荷試験以外で卵を食べたことがなかった ので、その黄色いものが何か分からず、少し食べてしまいました💦
そのあと、嘔吐を繰り返し、アレルギー症状が出てしまいましたが、長男くんが 「これ何?」 とすぐに気づいてくれたおかげで、早く対処することができました。
💡 学び
アレルギー対応をしてくれるお店でも、提供されるまでの間にミスが起こることがある。
だからこそ、最後の確認も大切だと実感しました。
また、あとから思ったことですが、
✅ 兄弟で違うメニューを注文していれば、間違いを防げたかもしれない…!
✅ どうしても二人が同じものを食べたい場合は、両方とも「たまご抜き」にしてもらえば、間違いが起こりにくかったかも。
「自分たちでできる、ミスを防ぐ注文の工夫」 も、大事だと学びました✨
注文時の工夫で、提供時のミスを防げることもある!
♦️ まとめ|アレルギーっ子の外食を安心して楽しむために
今回ご紹介したエピソードのように、外食では思いがけないことが起こることもあります。
「お店の人に確認したのに…」「まさかこんなところにアレルゲンが…!」 とヒヤッとしたり、ときには 「食べられるものがない」 と言われてガッカリすることも💦
でも、こうした経験を通して、「どうすればもっと安心して外食を楽しめるか?」を学ぶことができました✨
大切なのは、お店の人を責めるのではなく、自分たちがミスを防ぐ工夫をすること。
そこで、私自身が実感した 「外食時に気をつけたいポイント」 をまとめました😊💡
🌱 外食で気をつけたいこと
✅ 「大丈夫!」をうのみにせず、具体的に確認する
✅ フライドポテトやおだしなど、見た目では分からないものこそ成分チェック!
✅ 注文時に間違いが起きにくい頼み方を工夫する(兄弟で同じものを頼むときは特に注意)
✅ 「アレルギー対応できません」と言われたら、それはお店の誠意と前向きに受け止める
✅ 料理が運ばれてきたら、最後のチェックも忘れずに!
アレルギーがあると、外食のハードルは少し高くなるけれど、
「こういうこともあるかも?」と知っておくだけで、安心感はぐっと増しますよね😊💕
事前に調べていないお店でも、「ん!? これは大丈夫かな…?」と気づけるようになれば、誤食を防ぎ、もっと外食を楽しめるはず✨
せっかくの外食、笑顔で過ごしたい!
だからこそ、自分たちで責任を持ち、工夫しながら外食を楽しんでいくことが大切だと思います。
とはいえ、アレルギーっ子が外食をするには周囲の人からの協力は欠かせません。
お店の人に助けてもらうことも、たくさんあります✨
だからこそ、
「ありがとう」 の感謝の気持ちをお店の人にしっかり伝えて、
みんなが笑顔で楽しめる外食にしていきたいですね😊💕
ありがとうの気持ちがあるだけで、きっとどこでも素敵な時間になるわ🍀