キヨバート先生……💦
さっきの学級懇談、終わったんですけど。 なんかすっきりしなくて😮💨
どうした?何かあった?
最近クラスで宿題を出さない子が増えてて、
学級懇談でそのことを伝えようとしたんです。
でも、保護者を傷つけたら申し訳ないし、角が立つのも嫌で。
やわらかく言おうとしたら、やわらかくしすぎて……
終わってから「あれ…、ちゃんと伝わったかな?」ってモヤモヤしてます💦
ああ、それよく分かるよ(笑)。
オブラートに包んで、さらに包んで、気づいたら何も伝わってなかったってやつだね。
そうなんです……!やさしく言おうとするのが裏目に出てる気がして😭
でもね、その「傷つけたくない」って気持ちは大事だよ。
ただ、課題が伝わらないと、結局困るのは子どもなんだよね。
今日は「責めない・でもちゃんと伝わる」言い方を一緒に考えてみよっか。
\この記事では/
・オブラートに包みすぎて伝わらない——ちょうどいい伝え方のコツ
・宿題・忘れ物・私語・生活習慣・スマホ……そのまま使える実践例5選
・保護者を責めずに、でもちゃんと届く言葉の選び方
「ちゃんと伝えたいのに、うまくいかない」と悩む先生のために、現役生徒指導主事・キヨバートさんがお伝えします❣️
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1.課題を伝えるのが難しい理由
こんにちは!現役教員のキヨバートです。
公立中学校で教員歴20年以上、生徒指導主事として
今も毎日、子ども・保護者・先生たちの悩みに向き合っています。
今日も、職員室での「キヨバート先生、ちょっと聞いて〜」の雰囲気で答えていくよ☕️✨
学級懇談で課題を伝えるのが難しいのには、理由があるだ。
それは——
保護者の気持ちを想像できるようになったから。
経験の浅いころは、伝えるべきことをそのまま伝えられた。
でも経験を積むうちに、こんなことが頭をよぎるようになる。
「この言い方、傷つけてしまわないかな」
「家庭のことを責めているように聞こえないかな」
「懇談の後、モヤモヤして帰らせてしまわないかな」
その気持ちは、先生として成長している証拠だよ。
保護者の立場で考えられるようになったってことだから。
でも——その気遣いが行き過ぎると、こうなってしまう。
角が立たないように、やわらかく言おうとする
→保護者に気を使って、さらにやわらかくする
→結果、何が言いたかったのか分からなくなる
→課題がある子の保護者に、何も伝わらないまま懇談が終わる
課題が伝わらないと、困るのは結局、子どもなんだよね。
「傷つけたくない」という優しさを、ちゃんと伝わる言葉に変えていこう。
2.課題を伝える前に知っておきたい「基本の考え方」
その前に、一つだけ確認しておきたいことがあるんだ。
学級懇談には、個人懇談とは違う「できること・できないこと」があってね。
❌ 個人名を出すこと
❌ 特定の子への個別指導の話をすること
これはNG❗️
たとえ良かれと思っても、その保護者以外の方がいる場で
個人名を出すことはトラブルのもとになっちゃうんだ。
でも——学級懇談だからこそ話せることもあるよ。
✅ クラス全体の傾向
✅ 多くの家庭に共通する悩み
✅ 家庭でできる支え方
学級懇談は「連絡会」にするにはもったいない場なんだよ。
予定や持ち物だけ伝えるならプリントでもできる。
クラス全体で見えている課題や、家庭と一緒に取り組みたいことを共有できるのが、学級懇談の一番の強みだよ。
そして、もう一つ大切なことがある!
保護者と先生は、「子どものために協力し合うパートナー」だということ。
懇談で課題を伝えると、どうしても「先生vs保護者」という構図になりがち。
でも本来、先生も保護者も、同じ目標を持っている。
「この子に成長してほしい」
ただそれだけ。
課題を伝えるのは、責めるためじゃない。
一緒に解決するために伝えるんだよ。
そこさえブレなければ、ちゃんと保護者に届くよ。
課題を伝えるときは、必ず「学校でも取り組む」という姿勢をセットで伝えること。
❌「〇〇をご家庭でやってください」
⭕「学校でも取り組みます。ご家庭でも協力していただけると助かります」
この一言があるだけで、保護者の受け取り方がまったく変わるよ。
「一緒にやろう」という姿勢が伝わると、 保護者は責められた気持ちにならないんだよね。
これが「責めない・でも伝わる」の基本だよ。
3.すぐ使える実践例【5選】
① 宿題が出ないとき
宿題を出さない子が増えているとき、こう伝えたくならない?
「宿題をきちんとやらせてください」
でも、これでは保護者は「できていないこと」を責められたと思ってしまう。
大切なのは「事実だけを伝える」こと。
そして、家でどう声をかければいいか、具体的にイメージできるような工夫をすること。
「やってください」だけだと、保護者も「はい……😮💨」で終わっちゃうんだよね。
大事なのは、家庭で何をすればいいか、具体的に伝えること。
おすすめの伝え方
まず、実際の宿題を保護者に見てもらおう。
・字が雑になっている
・途中で止まっている
・意外と丁寧に取り組んでいる……など
実物を見ることで、保護者自身が気づける。
その上で、こう伝えるといいよ。
💬使える言葉
☝️「”やった?”と聞くだけでなく、少し中身を見ていただけると、子どもたちはぐっと変わります。
学校でも声かけを続けていきますので、よろしくお願いします。」
ちょっとした小ネタもあってね。
事前に子どもたちに「懇談で保護者の方に宿題を見てもらうよ」と伝えておくと、急に丁寧になる子がいるんだよ(笑)。
懇談でそのエピソードを話すと、場が和んで伝えたいことも自然に届くよ。
あんのこのこ
子どもが小さいうちは、「ちゃんとやってるかな〜」ってあんなに気にかけてたのに、学年が上がっていくとだんだん子ども任せになりがちです💦
親「宿題やった?」、子「やったよ、ゲームしていい?」みたいな会話、子育てあるあるです🤣
そこで、「ほんとにやったの😠?」じゃなくて、「どんな宿題だったの?ちょっと見せて〜😆」と言ってあげたい今日このごろです(笑)
② 忘れ物が多いとき
忘れ物が多いとき、つい「忘れ物がないように気をつけてください」と伝えたくなるよね。
でも忘れ物は、性格の問題ではなく、習慣の問題であることがほとんど。
「忘れ物がないように気をつけてください」だけだと、保護者も子どもも、どうすればいいか分からないんだよね。
気をつけて終わり……改善されてない!なんてことも😅
大切なのは、忘れ物があることで具体的にどう困っているのか状況を伝えた上で、一緒に仕組みを作ること。
おすすめの伝え方
まず、具体的に困っている状況を伝える。
💬使える言葉
☝️「図工でトイレットペーパーの芯やおかしの空箱などの材料を持ってくるようにお願いすることがあります。でも、持ってくるのを忘れる子が多く、予定してた授業ができなかったり、持ってきた子に材料を分けてもらったり……ということもあります。」
☝️「宿題などの提出期限を守れていない生徒が増えています。高校入試では提出期限を絶対に守らなければいけない場面もあるので、今から意識をつけていきたいと思っています。」
具体的な状況が伝わると、保護者も「それは困るな」と自分ごととして受け取りやすくなりるんだ。
その上で、家庭でできる仕組みを一緒に考えよう。
💬使える言葉
☝️「図工などで材料をご家庭にお願いする場合は、直前だと準備がむずかしいものもあると思いますので、学級通信で早めにお知らせするようにします。前日に一緒に持ち物を確認していただけると助かります。」
☝️「定期テスト前になると各教科からワークなどの課題が出されます。提出物、提出期限が書かれたリストを渡してありますので、一緒に確認をしていただけるようお願いします。」
学級通信でお知らせする、チェックリストや提出物一覧を配ると、保護者も動きやすくなるよ。
「言うだけ」じゃなくて忘れ物をなくす仕組みを作ると、協力してもらいやすくなるんだよね。
あんのこのこ
忘れ物をして一番困るのは、やっぱりわが子なんですよね💦
そして、わが子の忘れ物で他の子に迷惑をかけてしまうことがあるってわかると、保護者も「やらなきゃ!」ってスイッチが入ります(笑)
わが子の宿題の提出期限に関心がなかった保護者も、“高校入試”などのワードを聞けば危機感を感じますよね。
「家族のカレンダーに提出物・提出期限を書き込んでおく」、「持っていくものBOXをつくる」など、家庭でも忘れ物をなくす仕組みはいろいろできそうですね😊
③ 授業中の私語が多いとき
授業中の私語が多いとき、これは伝え方がとても大切。
「うちの子が授業中にしゃべっているの?」と、保護者がドキッとしやすいテーマだからね。
私語の多さを伝えるとき、「授業中の私語がうるさいです」で終わると保護者も不安になるだけだよ。
大切なのは、良さを認めた上で課題を伝えて、方針までセットで話すこと。
おすすめの伝え方
「良さ→課題→方針」の順で話すと、前向きに受け取ってもらいやすいよ。
💬使える言葉
☝️「このクラスは元気があって、明るい雰囲気がとても良いところです。
その反面、気持ちの切り替えが難しい場面もあります。
特に授業では、話す時間と聞く時間のメリハリをつけることを、今クラス全体で取り組んでいます。
学校でも声かけを続けていきますので、ご家庭でも話を最後まで聞く習慣を意識していただけると助かります。」
「元気がある」「明るい」という良さを最初に伝えることで、 保護者は身構えずに課題の話を聞けるんだよ。
良さと課題はセット、これが鉄則だよ。
あんのこのこ
「授業中の私語がうるさい」とストレートに伝えられると、
「うるさい子がいて授業は大丈夫なの?」という不安や、
「授業中おしゃべりして他の人に迷惑かけてるの!?」というわが子への怒りにつながりがちかも💦
でも、先生に良いところを認めてもらった上で「こんな課題もあるんです」と伝えてもらえると、「先生、うちの子(たち)が迷惑かけてます💦」って素直に受け止められます。
家でも「授業中、おしゃべりとかしてない?」「ちゃんと先生の話聞くんだよ」って声かけもしやすくなると思います😊
④ 生活習慣について
生活習慣は、学校生活の土台になるもの。
就寝時間・朝食・朝の準備・遅刻…… こういった話題は、「家庭のことに口を出された」と感じる保護者もいるので、伝え方に一番気を使うテーマかもしれないね。
生活習慣は、直接「やってください」と言うより、 「実はみんな同じ悩みを持っているんですよ」と悩みを共有する形にすると、 保護者が受け取りやすくなるよ。
おすすめの伝え方
事前にアンケートを取っておくと、とても話しやすくなるよ。
保健だよりや学校全体のアンケート結果を活用するのもおすすめ。
💬使える言葉
☝️「先日のアンケートを見ると、就寝時間が遅い、朝食を食べていない子が、実は多いことが分かりました。
悩んでいるのはうちだけじゃないんだと、少し安心された方もいるかもしれません(笑)。
生活習慣は一度に全部変えようとすると難しいので、まず一つだけ、取り組みやすいことから始めてみてください。
学校でも声かけを続けていきます。」
「うちだけじゃないんだ」って思えると、保護者はホッとするんだよね。
そこから「じゃあ一緒に頑張ろう」という気持ちになりやすい。
アンケート結果を使うと、先生が責めているんじゃなくて、 データとして共有しているという形になるから受け取りやすくなるよ。
あんのこのこ
生活習慣って、分かってはいるけどなかなか改善できなくて、保護者としても後ろめたい気持ちになりがちなんですよね💦
「でもでもだって」になりがちな問題を、「うちだけじゃなかった!」って思えると、素直に心を開けますよね。
悩みだけでなく改善策も共有できれば、「よし、うちでもやってみよう!」って前向きになれます😊
⑤ スマホの使い方
スマホの使い方は、学級懇談で保護者の関心が一番高いテーマだよ。
その分、それぞれの家庭の考え方や方針が出やすく、伝え方を間違えると不満が残りやすいテーマでもあるんだ。
スマホ問題は、先生が一方的に「こうしてください」と伝えるより、
保護者同士で悩みを共有しながら一緒に考える形にするのがおすすめだよ。
「先生に言われた」じゃなくて「みんなで考えた」になると、 家庭でも取り組みやすくなるんだよね。
おすすめの伝え方 4ステップ
🔸STEP1 保護者の困りごとを共有する
まず、保護者に聞いてみよう。
💬使える言葉
☝️「ご家庭でスマホについて困っていることはありますか?」
やめられない・夜遅くまで見ている・注意すると喧嘩になる……
こうした声が出ると、「うちだけじゃないんだ」と安心する保護者も多いはず。
最初に保護者の声を引き出すことで、 「先生の話を聞く場」から「一緒に考える場」に変わるよ。
※もし保護者から声が出なくても、STEP2にいけばよし!
🔸STEP2 実際のトラブル事例を紹介する
SNSトラブル・深夜使用による寝不足・課金問題・学習時間の減少……
怖がらせるのではなく、落ち着いたトーンで伝えよう。
💬使える言葉
☝️「実際にこのようなトラブルが起きている学校もあります。」
🔸STEP3 家庭ルールを共有する
💬使える言葉
☝️「ご家庭ではどんなルールを決めていますか?」
夜は預かる・リビングで使う・食事中は触らない・課金は相談してから……
出にくければ、先生から例を出してもOK。
「うちはこんなルールを決めてます!」って話してくれる保護者が出てくると、 一気に場が和むんだよね😊
その声が、他の保護者の背中を押すことも多いよ。
🔸STEP4 まず1つだけ実践してもらう
💬使える言葉
☝️「今日出た中で、できそうなことをまず1つだけ試してみてください。
全部やろうとしなくて大丈夫です。」
全部やろうとすると大変だし、続かない。まず1つから!
あんのこのこ
スマホ問題って、保護者もみんな悩んでるんですよね😅
「勉強を全然しなくなった」「生活習慣が乱れた」という問題以外にも、
「お友だちとのSNSトラブル」や「知らない人と繋がる不安」……
自分たちのときとは違う現代ならではの悩みですよね。
保護者みんなで悩みを共有できると、「よし、まず1つやってみよう!」って気持ちになれます😊
懇談が終わった後も、他の保護者と「うちもそれやってみます!」って話が弾んだりするんですよね✨
4.まとめ
学級懇談は、子どものために学校と家庭が手を取り合う場。
せっかく保護者の方に集まってもらうなら、クラスが抱えている課題や、家庭の悩み、一緒に取り組みたいことを共有して、同じ方向を向いて歩んでいけるよう確認しあえるといいよね!
今回の実践例を一覧にまとめたよ👇
| 課題 | 伝え方のポイント |
|---|---|
| ①宿題が出ない | 実物を見てもらう+「家でも少し中身を見てあげてください」 |
| ②忘れ物が多い | 具体的な困り状況を伝える+仕組みをセットで |
| ③授業中の私語 | 良さ→課題→方針の順で |
| ④生活習慣 | アンケート結果で「みんな同じ」を共有 |
| ⑤スマホ | 一方的に言わず、保護者と一緒に考える場に |
そして、どの課題を伝えるときにも共通する一番大切なことは——
「学校でも取り組みます。ご家庭でも協力していただけると助かります」
この一言を忘れないでほしいな。
保護者と先生は、子どものために協力し合うパートナー。
責めるんじゃなくて、一緒に考える。
良い学級をつくるには、保護者の協力が欠かせないんだよ。
だからこそ、集まってくれた保護者への感謝の気持ちも忘れないでほしいな。
「お忙しい中ありがとうございます」——その一言が、懇談の空気をあたたかくするから😊
私も保護者として、たくさんの懇談を経験してきました。
保護者もクラスが抱えている課題を知りたいと思っています。
先生が困っている現状があるなら、協力したいと!
だから学級懇談会に来ているんです。
先生が誠実に一緒に考えようとしてくれた懇談は、家での取り組みのきっかけになります。
伝えることを恐れないでほしいな、と思います。
先生の「ちゃんと伝えたい」という気持ちは、きっと保護者に届きますよ💕
👉 学級懇談の基本の流れが知りたい方はこちら
→【学級懇談の進め方|初めてでも安心!現役教員が教える基本の流れと準備のコツ】
👉 懇談で「何を話すか」悩んでいる方はこちら
→【学級懇談で何を話す?現役教員が伝える「来てよかった」と思ってもらう5つのコツ】








