うちの子、春から中学生なんだけど…中学の勉強についていけるかなって、正直不安で…💦
わかる!小学校と違って、定期テストもあるし、9教科って大変そうだよね💦
うちの子、勉強が苦手だから、どうやって成績を上げたらいいかも分からなくて…
進路のこともあるし、不安だよね。
新しく中学生活をスタートする子どもたち、そしてそれを見守る保護者にとって、「勉強の悩み」 は大きなテーマです。
実際に、中学校では授業の進みが早くなり、勉強の難易度もアップ!「がんばらなきゃ!」と思っていても、何から手をつければいいのかわからず、気づけばテスト前に焦る…ということも。
親としては良いスタートを切らせてあげたいけど、何か打開策はないのかなぁ?
…そうだ💡✨
こんな時は、たくさんの中学生を見てきた現役教員のキヨバートさんに聞いてみよう!きっと何か“秘策”があるはず…!!
目次
1.勉強の悩みは多くの保護者・子どもの共通の悩み
2.中学校で伸びる子の特徴【5選】
3.中学校で伸びる子になるために、「一点突破」で勉強の波に乗れ
4.まとめーー好きなことから力を伸ばそう
☕️ キヨバートさんの歴史コラム:官渡の戦いと一点突破
1.勉強の悩みは多くの保護者・子どもの共通の悩み
中学校入学を控えている小学6年生の多くは、
「中学校の勉強についていけるかな?」 と不安を抱えていると思います。
残念ながら、この悩みは入学したからといって解消されるものではありません。
中学生は受験など卒業後の進路のことを考えなければならないため、
テストの点数や学校の成績を常に意識し、勉強の悩みを持ち続けています。
これは、保護者も同じですよね。
入学して1年くらいたつと、急に「学力を伸ばせる生徒」と、「そうでない生徒」の差が出てきます。男子は成長のタイミングもあり、中2の終わり頃からが多いです。(個人差はありますが)
「学力を伸ばせる生徒」と、「そうでない生徒」、この差は何なのでしょうか?
ここでは、中学校で伸びる子の特徴と、中学校で学力を伸ばす方法を紹介します!
2.中学校で伸びる子の特徴【5選】
①「わからない」を放置しない子
🔹 わからないことをそのままにせず、質問したり調べたりする姿勢がある。
- 小学校時代から「わからない=悪いことではない」と思えている
- 先生や友達に聞くことを恥ずかしがらない
- ただ板書を写すのではなく、「なぜ?」「どうして?」と疑問を持って学習している
💡 ポイント
中学校の勉強は、小学校より難しくなり、「わからないこと」が増えがち。でも「わからないことは恥ずかしくない」と思える子は、質問したり自分で調べる習慣がつき、知識がどんどん増えていく!
② コツコツ取り組める子
🔹 毎日の積み重ねが、勉強の成功につながる。
- 短時間でも毎日少しずつ勉強する習慣がある
- 宿題はきちんとやりきる
- 定期テスト前に焦るのではなく、普段から復習している
💡 ポイント
勉強は「一夜漬け」より「コツコツ積み上げる」ほうが圧倒的に伸びる! 普段から少しずつやる習慣がある子は、テスト前に焦ることなく自信を持って挑める。
③ ミスを活かせる子
🔹 「間違い」を次の成長につなげる力がある。
- 間違えた問題を「できなかった」ではなく、「次にできるようにしよう」と考える
- テスト直しや解き直しをしっかりする
- 「ミス=成長のチャンス」と前向きに捉えられる
💡 ポイント
「間違えた問題を解き直すこと」が勉強の一番の近道!
テスト直しをしっかりやる子ほど、次のテストで点が伸びる傾向がある。
④ 時間を意識できる子
🔹 勉強のスケジュール管理ができると、成績が安定しやすい。
- 学校の時間割や宿題の提出期限を把握している
- 1日のスケジュールを考えて、勉強時間を確保できる
- 先延ばしにしない(最低限でも手をつける)
💡 ポイント
「気がついたら提出期限がすぎていた!」では、せっかくの努力が台無し。
時間をうまく使える子は、勉強のリズムが作りやすく、計画的に学習できる!
⑤ 好奇心がある子
🔹 「知りたい!」という気持ちが、勉強のモチベーションにつながる。
- 普段から「なぜ?」「どうして?」と考え、自分なりの考えを持っている
- いろんなことに興味を持って、調べたり試したりする
- 学校の授業に対して前向きな姿勢で取り組む
💡 ポイント
好奇心が強い子は、授業を「受け身」ではなく「主体的」に楽しめる。
「この教科、おもしろい!」 と思えたら、その科目が得意科目に変わることも!
🌟 伸びる子の共通点とは?
伸びる子は、問題集などの課題に計画的に取り組んで、期限に余裕をもって提出します。
提出した課題にはたくさん間違いがあり、赤で直しが入っているのですが、テストではちゃんと正解していい点を取ります。
一方、提出期限直前に慌てて取り組んだ生徒の課題は全部正解しているのですが、テストでは間違いが多いんですよね。
また、伸びる子はノートにも特徴があります。例えば、大事なところにマーカーで印をつけているだけでなく、自分の言葉でメモがあったり、「考えた跡」が残っていたりします。「ノートを取ること」が目的ではなく、「ノートを使って勉強すること」ができているのです。
つまり「素直で前向きな努力ができ、学習に意欲的で計画的に取り組む生徒」が、中学校でグッと成績が伸びるんです。
でも、これが全部できるなら何の苦労もいらないよ〜💦
もっと、何か良い方法はないの?
それでは、中学校で伸びる子の特徴を身に着けるための秘策をお伝えしましょう!
☝️それは…「一点突破 全面展開」です‼️
3.中学校で伸びる子になるために、「一点突破」で勉強の波に乗れ
📌「一点突破」で勉強の波に乗ろう!
「一点突破」 は、まず1つの教科や得意なことを集中して伸ばすという考え方です。
9教科すべてを伸ばせれば理想的ですが、いきなりは難しいですよね。
特に勉強が苦手な子は、
「どこから手をつけたらいいか分からない…」 となりがち。
そこで、まずは 好きな教科を1つ見つけてみましょう!
✅ 好きな教科を1つ集中して勉強し、「できる!」という成功体験を作ること。
✅ 成功体験を積むことで、他の教科にもチャレンジしやすくなる!
「一点突破」は、あくまでも最初の一歩!
そこから他の教科にも挑戦し、最終的に全体の学力が上がっていく!
まずは1つ、自分の好きな教科を集中してがんばってみよう!
📌 一点突破がなぜ効果的なのか?
①「好き」や「得意」があると、勉強が楽しくなる
- 興味があるから、自然と深掘りしたくなる!
- 「もっと知りたい!」という気持ちが勉強の原動力になる!
② 得意な教科で成功体験を積める
- 「勉強=がんばれば成果が出る」 という感覚をつかめる!
- テストで点が取れると、「やればできる!」 という自信につながる!
③ 勉強のやり方が分かると、他の教科にも応用できる
- 「こうやって覚えたらうまくいった!」という経験が、別の科目でも活きる!
- 例えば…
「社会でノートまとめが役立った→理科もこのやり方でやってみよう!」
④ 成功体験が「勉強=ポジティブなもの」に変わる!
- 「勉強しなきゃ…」から「勉強すると楽しい&うれしい!」にシフト!
- たとえ苦手な教科があっても、「やれば何とかなる!」と前向きになれる!
📌 実際に「一点突破」で伸びる子ってどんな感じ?
この方法なら、「自分にもできそう!」って思えるかも!?
実際に「一点突破」で伸びる子ってどんな感じ?
そうだね、例えばこんな感じだよ。
✅ 英語が好きで得意になったら、勉強のやり方がわかって他の教科も伸びた!
✅ 理科の実験が面白くて好きになり、「勉強って楽しい!」と思えるようになった!
✅ 社会の歴史マンガを読んでるうちに、勉強が苦じゃなくなった!
自分の「好き」や「得意」を貫いていくことで、勉強の大きな波も恐れず、その波に乗っていけるんだろうね。
📌 「一点突破 全面展開」は中学で伸びるカギ!
🌟 好きな教科があると、勉強が楽しくなる!
🌟 「やればできる!」の成功体験が自信につながる!
🌟 勉強のやり方が分かると、他の教科にも応用できる!
🌟 結果的に、全体の成績が伸びていく✨
☝️ 中学校では「一点突破 全面展開」、この流れで勉強の大波に乗っていこう!
なるほど~。「全部がんばらなきゃ!」じゃなくて、「まずは1つ好きな教科を伸ばす」 って考えると、親も子も気持ちがラクになれるね。勉強の良い流れが作れそう✨
そうだね、「一点突破」は最初の一歩を踏み出すのにとても有効的だよね。
でも、あくまでも最初の一歩だということを忘れないで!
一点突破は、きっかけにすぎない。でも、最初の一歩を踏み出せば、勉強の楽しさを知ってどんどん広がっていく!
☝️大事なのは 「一点突破 全面展開」 だよ。
📌 一点突破を活かすために、保護者ができること
一点突破を成功させるためには、親のサポートが大きな力になります!
ここでは、保護者ができる具体的なサポート方法を紹介します!
🔸「この教科、ちょっと楽しいかも?」を見逃さない
✅ 子どもが「この授業、面白い!」と言ったら、それを伸ばすチャンス!
✅ 「へぇ!どんなところが面白いの?」と話を広げる!
🔸「好き」を応援する
✅ 「英語が好きなら、映画を字幕付きで見てみる?」
✅ 「歴史が好きなら、マンガ『日本の歴史』を読んでみる?」
🔸「得意な教科があること」を褒める
✅ 「すごいね!得意な教科があるって強いよ!」
✅ 「得意な教科の勉強方法、他の教科にも活かせるんじゃない?」
子どもに 「この英単語の意味は何だっけ?」「この人物は何した人?」 と聞くのも一つの方法だよ。
「子どもが説明する」機会を作ることで、学びが定着しやすくなる!
さらに、「すごいね!」「さすが!」 と子どもを褒めると、すごく喜ぶし自信を持つことができるからね。
それが学びの原動力になるはずだよ!
なるほど〜。子どものがんばりを応援してあげるといいんだね。
「完璧にできる子にする!」よりも、まずは「小さな成功体験を積ませること」 を親として意識するといいのか!
4.まとめーー好きなことから力を伸ばそう
📌 「一点突破」の成功者はたくさんいる!
「一点突破」の成功者で有名な人ってだ〜れ?
アインシュタインなんか有名だよね。
子ども時代、学校の成績は決して優秀ではなく、むしろ「落ちこぼれ」と思われていた。
でも数学と物理は大好きで、そこを一点突破して天才物理学者になった人だね。
うんうん、たしかに! 他にも一点突破で成功した人を教えて。
官渡(かんと)の戦いで勝利を収めた三國志の曹操(そうそう)が有名だね!
…ちょっと、何言ってるのか分からない…
…涙💧
💡 一点突破の成功者たちは、最初から何でもできたわけじゃない!
💡 でも「好きなこと・得意なこと」に一点集中した!
💡 その「好き」を極めたら、成功につながった!
📌 一点突破は、必ず成功するわけではない。でも…?
一点突破を目指しても、必ずうまくいくとは限りません。
しかし、努力したことは必ず次に生きてきます。
例えば、ノーベル生理学・医学賞を受賞した山中伸弥さん。
もともと整形外科医を目指して勉強していましたが、
周囲から 「ジャマナカ」 と呼ばれるほど手術が下手すぎて、
整形外科医を諦めて臨床の道に進みました。
それでも患者さんを救いたいという思いを持ち、研究を続けた結果…
iPS細胞を生み出すことに成功しました!
世界の成功者も、もともと全部できたわけじゃない!
でも、自分の好きなこと・得意なことに一点突破して、そこから世界が広がっていったんだよ。
だからこそ、好きなことにチャレンジする一歩が大事なんだね。
子どもも親も「まずは好きな教科を見つけることから!」って考えると、ワクワクするね!
☕️ キヨバートさんの歴史コラム:官渡の戦いと一点突破
フフフ…勉強とは、まさに戦(いくさ)。
そして戦とは、戦略の勝負なのです。
⚔️「官渡の戦い」とは?
「官渡(かんと)の戦い」は、今から1800年以上前の中国で起こった、有名な戦いのことです。
当時、中国には「曹操(そうそう)」と「袁紹(えんしょう)」という二人の強い武将がいました。
お互いに「この国をまとめるのは自分だ!」と思っていた二人は、大きな戦いを始めます。
これが 「官渡の戦い」 です。
袁紹はすごくたくさんの兵を持っていたので、普通に考えたら勝つはずでした。
でも、曹操は 「敵の食料を運んでいる場所を攻めれば、兵士たちは戦えなくなるはず!」 と考えます。
そして袁紹の食料庫が 「烏巣(うそう)」 にあると知った曹操は、
自分で兵を連れて、烏巣をこっそり攻めました。
袁紹も負けじと「味方を助けに行くチーム」と「曹操の本陣を攻めるチーム」を作って戦いましたが…
戦力が分散されてどちらもうまくいかず、大敗してしまいます!
この戦いに勝った曹操は、その後も袁紹の軍を追いかけて、
ついに 中国北部を支配することに成功しました!
このように、まずは一点に集中することで大きな成果を上げられる。
勉強も同じで、好きな教科を一点突破すれば、そこから成績全体が伸びていくのだ!
つまり、中学校では官渡の戦いで 戦力を分散した袁紹ではなく、
一点に全力を集中して勝利し、そこから一気に戦局を有利にした曹操を見習うべきなのです‼️